科学者がガラスの「液体」の新しい状態を発見
一見普通のガラスは、実際には非常に神秘的な素材です。コンスタンツ大学の科学者たちは、いくつかの珍しい特性を持つ新しい物質状態、液体ガラスを発見しました。通常、物質が液体から固体に変化するとき、それまで自由に流れていた原子は硬い結晶に整列しますが、ガラスの場合はそうではなく、原子は無秩序な状態で「凍結」されます。
少なくとも通常はそうなります。新しい研究で、研究者らは原子がバルクガラスではこれまで見られなかった複雑な挙動を示す新しい形のガラスを発見した。本質的に、原子は動くことはできますが、回転することはできません。研究チームは、コロイド懸濁モデルシステムでこれを発見しました。これらの混合物は流体中に懸濁した大きな固体粒子で構成されているため、科学者にとっても原子や分子の物理的挙動を観察することが容易になります。通常、これらの粒子は球形ですが、この実験では、粒子がどの方向を向いているかを知ることができるように、研究チームは楕円形の粒子を使用しました。
研究者らは、流体中のさまざまな濃度の粒子をテストし、粒子の移動および回転の能力を追跡しました。最終的に、高濃度では粒子が互いの回転を妨げるが、それでも移動して液体ガラス状態を形成できることが判明した。